コンテ監督の本性が露に?メディア通じて本音が垣間見えます


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プレシーズンマッチのインターナショナルチャンピオンズカップも、チェルシーが参加するシンガポールラウンドは終わり、いよいよシーズン開幕も近づいてきたなあとワクワクしますね。チェルシーの補強も最大の懸案だったセンターフォワードにレアル・マドリードからアルバロ・モラタが加入したことで、グッと気持ちが落ち着いた気がします。もちろんまだまだ補強が必要なポイントはあるのですが、その点はまた次の記事で整理してみたいと思います。

さて、今回は最近現地メディアでたびたび報じられているコンテ監督の発言を整理しておきましょう。結構踏み込んだ発言も多くて気になっていますよ!

 

コンテ監督がウォーカー獲得失敗に言及

こちらはスカイスポーツの記事ですが、コンテ監督はまずトッテナムのハリー・ケインに言及しています。相当に持ち上げて「サインできるならほしい選手」と明言していますね。フォワードにはアルバロ・モラタを獲得したばかりですし少し気になりますが、ラブコールを送っておけば将来的に良い影響があるかもしれませんし、この発言については深く考える必要はないかな?

気になったのはトッテナムからマンチェスター・シティに移籍したカイル・ウォーカーについても言及していた点。チェルシーも狙っていたことを明かしています。

補強に少し及び腰にも見えるチェルシーのフロント陣に対するコンテ監督からのけん制にも読めますね。不満が募っているのでしょうか。本音が垣間見えます。

 

トッテナムの補強姿勢にも疑問 

さらに上記のロンドン・イブニングスタンダードの記事では同じロンドンのライバル・トッテナム・ホットスパーズへの批判も展開されていました。具体的にはトッテナムのオーナー、ダニエル・レビー氏の発言に反応。プレミアリーグの他のクラブが移籍市場で大金を投じたことについてレビー氏が批判的なコメントをしたことについて、コンテ監督は「トッテナムは何を目指しているのかわからない」と挑発的に言及しています。

ポチェッティーノ監督やトッテナムというクラブ自体には敬意を払っていますし、やみくもに舌戦を仕掛けた訳ではないようでうすね。むしろこの発言も、チェルシーのフロント陣へのけん制なのかもしれません。ちゃんと補強しないと、チェルシーは何を目指しているのかわからないよ?と…。

 

チェルシーにより規律を求める?

そしてこちらの記事ではコンテ監督がドレッシングルームでの規律に言及しています。特に昨シーズンの冬、ディエゴ・コスタが中国の天津権健への移籍を希望してトラブルになった事態が念頭にあるのでしょう。コンテ監督は就任1年目となった16/17シーズン、現有戦力で力を見せつけるべく、かなり柔軟に、ある程度優しく振舞ってきたのかなと思いますね。

で、1年目でのプレミアリーグ制覇というこれ以上ない結果を見せつけ、クラブ内での発言力を一気に増した今、本来の厳格な規律を求めるスタイルに転換を図っているのかもしれません。一気に自分のチームにしようという雰囲気が感じ取れます。

17/18シーズンのチェルシーはもっともっとピリピリとして、緊張感がみなぎる規律正しいチームを目指していくのでしょうね。

 

移籍の相次ぐチェルシー若手にも言及

上記テレグラフの記事では、チェルシーの若手選手が出場機会を求めて次々と移籍してしまったことについても言及しています。「もう少し忍耐力も必要ではないか」という趣旨の厳しい指摘をしています。

まあこの点は賛否が分かれるところでしょう。「このチェルシーで結果を出してやるんだ」と強い意思を持ってチームに残ることで、確かに開ける未来もあるかもしれません。クルト・ズマが一時そういう意気込みを見せていて期待していました…(結局ストークへのレンタル移籍が決定してしまいました)

一方で出場機会を求めて中堅や下位チームに移籍するのもプロとしての一つの判断。こればかりはコンテ監督の意見も若手の考えも一理あるとしか言えないでしょう。コンテ監督としては戦力として計算し残留を説得していたチャロバーがワトフォードに移籍してしまったショックも少なからずあるのだろうと察します。

 

変わるコンテ監督のイメージ 

昨シーズンのコンテ監督といえばゴールシーンにピョンピョンと飛び跳ね、ファンとも抱き合って喜びを爆発させる姿がものすごく印象的でした。試合後はグラウンドに飛び出し、選手たちを次々と激励しながら満面の笑顔で握手を交わしていましたよね。そんな姿からコンテ監督には紳士的で情熱家というイメージを持っていたので、今回取り上げた発言には少しばかり驚いた面もあります。

ただ、メールのテキストメッセージでディエゴ・コスタに戦力外通告をしたという報道が出たあたりから、少し何かがおかしいな??と感じ始めました。自身の契約延長にもなかなかサインせず、補強が進まない現状に相当フラストレーションをため込んでいるのではないかという指摘も出始めていましたよね。

まあ英語の現地報道とテレビを通じて姿を見るだけではなかなか本当の人柄なんてつかめないのですが、ユベントスを電撃辞任した経緯もありますし、やっぱりコンテ監督ってかなり難しい性格の持ち主なのかもしれませんね!?

だからといって個人的には決してネガティブには感じません。それだけの結果を残し、次のシーズンに責任を負っている訳ですから、最強の陣容をそろえたいと考えるのは当然でしょう。むしろ、陣容さえ整えば結果を出せるという確かな自信が感じ取れて心強い。フロントや選手たちとの決定的な決裂だけは避けてほしいですが、そうならない限り、いいぞ!もっとやれ!!という気持ちで見守りたいと思います!

 

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