本田圭佑選手が語った「挫折」という言葉になぜか勇気をもらいました


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6月29日夜放送の日本テレビ「ニュースZERO」で、ACミラン退団後の移籍先が様々に噂される本田圭佑選手の単独インタビューをやっていましたね。普段欧州サッカーを観戦する中で、日本人選手を特別に注目している訳ではないのですが、本田選手の「ミランで挫折した」という率直な言葉がすごく胸に響きました。

 

「レアルの10番が夢だった」と語れる清々しさ

本田選手の率直さとか、素直さって別に今に始まったことではないことは分かっているのですが、インタビューで改めてそういう性格の強味というか、清々しさを感じたんですよね。

「レアルの10番を付けるのが夢だった。その夢は明らかに終わってしまった」という趣旨の発言。別に冗談でもなく、笑っているわけでもなく、だからと言って悔しさを露にする訳でもなく。ただ現実を受け入れようと心に決めた冷静で少し寂しそうな表情が、グッと心に残りました。

 

なぜミランをやめないのか理解できなかった

ミランで10番を背負いながら出場機会を得られない本田選手については、現地メディアのバッシング報道が巻き起こっていて、正直日本人として心が苦しかったです。ミランにかつての強さはなく、監督の構想にも入っていない中、なぜ移籍を志願しないのか疑問に感じていました。

頑固すぎるのか、試合勘を鈍らせてまでミランの10番にこだわらなくても…と。

でもやっぱり、この考えってはっきり言って生きている世界の次元が違うと言いますか…。プライドとか関係なくただ上を目指していたプロサッカー選手の気持ちなんて、自分には想像すらできなかったんだなあと少しガッカリするほどでした笑。

 

ミランの10番という最終ステップ

プライドを捨てて、本気で「レアルの10番を付けるチャンスを掴もう」って考えていた訳ですよね。ステップとしてミランの10番にたどり着き、気持ちとしてはあと一歩、ここで大活躍すればチャンスがあるかもしれないというギリギリのところまで来た。

年齢的にもここまで来れるチャンスはもうない。だから意地でも留まって一縷の望みにかけてトレーニングを積み続けたー。それは本当の意味で、プロフェッショナルの姿だったんだなと改めて感じます。

 

「諦めた」後のプロフェッショナルの姿を見たい

そしてその夢を「諦めた」と堂々と語る姿が清々しい。誰のことも気にしない、自分の率直な夢に向かってただ突き進む姿勢を貫いているからこそ醸し出される雰囲気なのでしょう。

そんな本田選手が最大の野望を諦めた後に、同じプロサッカー選手というフィールドでどういう選択をし、どういう結果を追うのかすごく注目しています。

たぶん夢の大きさや才能は違えど、多くのサラリーマンにとっても挫折した後の振る舞いや立ち上がり方が勉強になると思います。本田選手の「挫折後」のプロフェッショナルとしての姿を見て、少しでも学びたいです。

 

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