ユベントスの新エンブレムがかっこよく見えてきた

さて、チェルシーの夏の移籍市場での動きも気になって色々と現地メディアを追っているのですが、きょうはユニフォームの話題です。チャンピオンズリーグ決勝で惜しくもレアル・マドリッドに敗れたイタリア王者、ユベントスの新ユニフォームが遂に公式発表されましたね。

斬新なユーベ新エンブレムが遂にユニフォーム左胸に

こちらはユベントスの新ユニフォームリーク画像を多数掲載したFooty Headlinesの記事。気になっていた斬新すぎる「J」のシンプルなエンブレムが初めてユニフォームの左胸にあしらわれています。

別にユベントスのファンという訳ではないのですが、とにかくこの新エンブレムのデザイン変更に驚いて、実際にユニフォームに取り付けられたらどんな感じになるのかな~とずっと気になっていました。エンブレムというよりはロゴに近いデザイン。変更が発表された当初は、シンプルすぎるというか...サッカークラブの象徴としてはいささか心細いような不安を感じたというのが正直なところ。今までのエンブレムも別に古臭い訳でもなく、かっこよかったですからね。

特に個人的には普段の服装なども冒険しない保守的な性格で、ユニフォームのデザインなどもクラシカルなモデルが好みなもので、チェルシーのエンブレムがこんなデザインになったら嫌だ、ユベントスファンの方かわいそうだなとまで思ってしまいました。

かっこよく見えてくるからやっぱりすごい

ところが不思議なもので、こうしてユニフォームに取り付けられて選手が着用するとかっこよく見えてきたんです...!なんでしょうか、すごくスタイリッシュでファッショナブル。未来的だけど、行きすぎていないという感じがします。

車で言えばトヨタ・プリウスのモデルチェンジの度に感じる不思議な感覚と似ています。え!ちょっと尖りすぎてない?と最初は感じ、その違和感にだんだんと自分の気持ちが追い付いてくる感じ。やっぱりデザインを考える人、トレンドを作り出すクリエイティブな人たちの仕事はすごいなと感心してしまいます。

ユベントスを生きる!!?

上記のサイトではデザインを担当した方へのインタビューが紹介されていました。記事中でマンフレディー・レッカさんは「ユベントスはサッカークラブですが、それだけではありません。ユベントスを応援するというよりは、むしろ『ユヴェントスを生きる』と表現する方がふさわしい」と発言。うむ...分かるようで分からない!分からないようで分かる気もする!笑。

要はクラブは応援する対象というより、同化する対象ということなのでしょうかね。そういう意味で、生活にもっと自然に溶け込んでいくようなデザインのエンブレムが必要ということなのかな。確かにヨーロッパ各国の地元クラブチームに対する愛は「応援」を超えているようには思います。その生活に溶け込んだスタイルそのものをもっとブランド化してしまおうというアイディアと解釈しました。

ファッションブランドとしても堪えうるデザイン

 実際にこの新エンブレムを使ったグッズなどイメージの画像が見られるサイトを見つけました。

こうしてみると、ひとつの立派なファッションブランドのように思えます。かっこいいな~~。これなら普段の生活で身に付けてもまったく違和感がない。少なくとも「サッカーファンであることをアピールしてる感」がない。これこそ大胆なデザイン変更の狙いなのでしょう。やっと分かってきました。

リヴァプールも同様のブランド化戦略を始めている

こちらはリヴァプールファンの方のブログ記事。ユベントスのエンブレム変更について分かりやすく取り上げられていました。この記事で特に興味深かったのはプレミアリーグのライバル、リヴァプールFCも同様のブランド化戦略を採用し始めているという指摘です。

エンブレムそのものを変更してしまったユベントスほど大胆ではないものの、リヴァプールもユニフォームにエンブレムをよりシンプルにデザインし直した「ロゴ」を取り付けていますね。これからの欧州サッカー界ではこうしたデザイン戦略、ブランド戦略が進んでいくのでしょうか。チェルシーのエンブレムがどうなるかも含め、今後も注目していきたいと思います。

 

ユニフォームの話題が好きで過去にも記事を書いていますので良かったらのぞいていってください(^^)